精密板金加工の株式会社ツボタテクニカ（本社：兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬713／代表取締役 坪田隆義）は2024年2月に 脱脂洗浄機 真空乾燥槽を導入致しました。
株式会社ツボタテクニカはこの度、
株式会社アマダ製 脱脂洗浄機用 真空乾燥装置を導入しました。
（炭化水素系洗浄液使用）
炭化水素系洗浄装置は、有機溶剤を使用する洗浄装置に比べ、
作業者の健康影響が少なく、環境負荷も小さいのですが、
洗浄液の揮発性の低さから、乾燥の際、非常に高温でワークを扱う必要があり、
電力消費量の多さや、安全性の確保といったデメリットがありました。
そこでツボタテクニカでは、乾燥作業の省エネ、効率化を図ることを目的に、
真空乾燥装置を導入いたしました。
この真空乾燥装置は、150Pa以下まで気圧を下げることが可能な真空タンクによって、洗浄液の沸点を下げることができ、従来の熱風乾燥では難しかった槽内での確実な乾燥が可能となりました。
これにより、
・乾燥時間の短縮と、電力消費の減少（エコノミー）
↳稼働電力は従来の熱風乾燥の３分の１、待機電力は８分の１に
・引火点を超える高温の温風が不要となり、安全性が向上（セーフティ）
・洗浄液の再利用率（回収率）の大幅UP（エコロジー）
が実現され従来の欠点を大幅に補うことができました。
さらに、真空中で蒸発させることで、
特にスポット溶接部などの液残りがしやすい箇所の残留洗浄液の除去が確実に行えるようになり、乾燥後の拭き上げなどの作業が不要になるなど、作業の効率化が期待できます。
それでは、実際の稼働の様子を動画でご紹介します。
ツボタテクニカでは今後も生産性向上において、
その問題解決のために、社内外問わず積極的な技術開発、設備導入を行うことで、
さらなる生産性の効率向上を実現し、お客様の生産に貢献してまいります。
以上
（2024年2月22日公開）
精密板金加工の株式会社ツボタテクニカは、機械組立や電気配線、キオスク情報端末等のオリジナルブランド「インフォームプラス」（ウェブサイトはこちら）も展開する精密板金加工企業です。神戸を拠点に創業以来50数年、医療機器や金銭機器の製造・組立を得意とし、大阪・神戸など関西エリアのお客様のみならず関東から九州まで全国のお客様にその技術を提供しています。
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