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お知らせ

加工実例のご紹介(9)/真空装置の製造

精密板金加工の株式会社ツボタテクニカ(本社:兵庫県神戸市西区伊川谷町有瀬713/代表取締役 坪田隆義)の加工実例をご紹介します。

【加工実例 - 真空装置】


ツボタテクニカの製品加工例を写真でご紹介いたします。

製品写真 真空装置とロボット溶接機

黒い架台に載った灰色の品が真空装置です。
突起部や蓋を除いた外形寸法は810×830×560ほどです。

100Paの真空度に耐える構造とするため、素材にはSUS304を使用し、
全ての接合箇所を溶接構造としています。

各面の壁は9mm厚、外面内面の補強板は6mm厚、天面部は20mm厚の材料を使用しています。
厚みのある材料を使用しており、溶接個所も多数に及ぶため、ひずみを抑えながら深い溶け込みを得られるファイバーレーザー溶接機を使用して溶接しています。
本品では、多数の部材が取り付く面で1mm程度のひずみに収めています。

製品写真 真空装置の内面


全体の溶接後、天面の平面度が0.1以下となるように切削加工を行います。

製品写真 真空装置-天面を平面に


切削加工後、更にパッキン取付のためのアリ溝を掘ります。

製品写真 真空装置-アリ溝



蓋は本体天面と同じく板厚20mmのSUS304を母材とし、
板厚4mmや6mmのSUS304製補強部材を複数溶接しています。
本品も本体同様、ファイバーレーザー溶接によりひずみを小さく抑え、本体と接する底面は切削加工も行って平面度を0.1以下に収めています。

製品写真 真空装置-蓋

株式会社ツボタテクニカでは、ファイバーレーザー溶接機や全自動曲げ加工機をはじめとする最新鋭加工機械による加工風景や製品の写真など、今後も多くの情報をご紹介してまいります。

以上
(2023年5月22日公開)

株式会社ツボタテクニカについて

精密板金加工の株式会社ツボタテクニカは、機械組立や電気配線、キオスク情報端末等のオリジナルブランド「インフォームプラス」(ウェブサイトはこちら)も展開する精密板金加工企業です。神戸を拠点に創業以来50数年、医療機器や金銭機器の製造・組立を得意とし、大阪・神戸など関西エリアのお客様のみならず関東から九州まで全国のお客様にその技術を提供しています。

株式会社ツボタテクニカの以前のニュースリリースと加工実例紹介について

精密板金加工の株式会社ツボタテクニカでは会社の最新動向について積極的にニュースリリースを配信してまいります。以前のニュースリリースは、「お知らせ一覧」のページからご確認ください。
また、これまでの加工実例紹介は「加工事例集」のページからご覧いただけます。
直近のニュースリリース・・・「ファイバーレーザー溶接機による加工の様子」

このニュースリリースに関するお問い合わせ

  • 株式会社ツボタテクニカ
  • 管理部 営業課  吉田雄介
  • TEL.(078)974-1538(代)  FAX(078)974-1592